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画像はイメージです。
こんにちは!
前回は、京都の喧騒を離れて三井寺・水観寺へ辿り着くルートをお伝えしました。
さて、ここでお聞きします。
皆さんは「三井寺(みいでら)」という名前の本当の意味をご存知ですか?
「三つの井戸があるお寺?」
半分正解で、半分違います。
実は、このお寺には1300年以上もの間、絶えることなく湧き続けている「伝説の霊泉」があるのです。
その水は、ただの水ではありません。
なんと、天智・天武・持統という「3人の天皇の産湯(うぶゆ)」として使われた、日本最高峰のブランド水なのです。
「御井(みい)の寺」だから、「三井寺」。
現在も、閼伽井屋(あかいや)というお堂の中からは、ボコボコと力強い水音が響いています。
その音を聞いているだけで、日々の疲れやストレスが水に溶けて流れていくよう……。
この記事では、水観寺・三井寺に伝わる「龍神伝説」と、癒やしの力の源泉に迫ります。
歴史の教科書には載っていない、水の物語。
一口(気持ちだけでも)味わってみませんか?💧🐉📜
目次
👶 なぜ「三井」なのか? 3人の天皇と産湯の秘密

冒頭でお話しした「三井(みい)=御井(みい)」の謎。
これには、古代日本のビッグネームたちが関わっています。
667年、天智天皇は都を飛鳥(奈良)から、ここ大津(近江大津京)へ遷しました。
その時、天智天皇、天武天皇、持統天皇という、後の日本を形作る3人の天皇の誕生時に、産湯として使われた霊泉が、このお寺にあったのです。
「この水には、帝(みかど)を生み出すほどのパワーがある」
そう信じられ、このお寺は特別な場所として崇められるようになりました。
今も金堂の隣にある「閼伽井屋(あかいや)」という建物の中では、その霊泉が湧き続けています。
耳を澄ませば聞こえる「ボコッ、ボコッ」という音。
それは1300年前から変わらない、地球の鼓動そのものです。
🐉 夜な夜な暴れる!? 左甚五郎の「龍」ミステリー

その霊泉を守る建物「閼伽井屋」の正面を見上げてみてください。
そこには、今にも動き出しそうな「龍の彫刻」があります。
作者は、日光東照宮の「眠り猫」で有名な伝説の職人・左甚五郎(ひだりじんごろう)だと伝えられています。
あまりにも精巧に作られたため、こんな不思議な伝説が生まれました。
「この龍、夜になると水を飲みたくて琵琶湖へ暴れに行くらしいぞ……」
困った人々は、龍が逃げ出さないように、その「目玉」に五寸釘を打ち込んだとか。
(なんてことするんだ!と思いますが、それほどリアルだった証拠ですね)
静寂の中に佇む龍神様。
今は静かに、霊泉を守り続けています。
ぜひ現地で、その迫力を確かめてみてください。
🙏 水を観る寺。「水観寺」が教えるデトックス

さて、そんな三井寺の広大な敷地の一角にあるのが、今回の主役「水観寺(すいかんじ)」です。
ここは西国三十三所観音霊場の第14番札所。
名前に「水」と「観」が入っていますよね。
これは、揺れ動く水面を静かに見つめることで、心を落ち着かせる修行に通じます。
現代人は、スマホの画面ばかり見て目が疲れています。
ここでは、スマホを置いて、ただ静かに流れる水や、琵琶湖の景色を「観」てみましょう。
ご本尊の如意輪観音(にょいりんかんのん)様は、そんなあなたの疲れを優しく受け止めてくれます。
⛩️ 水観寺・三井寺(歴史編)深掘りデータ
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 正式名称 | 長等山 園城寺(おんじょうじ) 通称:三井寺 |
| 霊泉の名前 | 閼伽井(あかい) |
| 龍の伝説 | 左甚五郎作。夜な夜な琵琶湖へ水を飲みに行くとされ、目に釘が打たれている。 |
| ご利益 | 病気平癒、厄除け、心身浄化 |
【当ブログ独自評価】静寂度スコア
静寂度スコア:★★★★★ (4.9/5点)
【歴史考察】
京都のお寺が「観光」だとしたら、ここは「修行」に近い静けさがあります。
(といっても、厳しい修行ではなく、森林浴のような心地よさです)
1300年前、天皇たちが産湯につかったその場所で、今は私たちが心の洗濯をする。
なんて贅沢な時間のリレーでしょうか。
まとめ 🗺️
旅の終わりに:龍神様に見送られて
いかがでしたか?
「三井寺=3つの井戸」ではなく、「特別な産湯」だった。
この事実を知っているだけで、湧き水の音が違って聞こえてきませんか?
【最終チェック】
心が軽くなったら、次はお腹も満たしましょう。
三井寺には、ここでしか食べられない「力持ち」になれる名物があります!
👑 水観寺・三井寺の後は大津グルメ!
心身を浄化したら、美味しいお餅と絶景ホテルでエネルギーチャージ。
大津の旅は、ここからが「美味しい」時間です!


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