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こんにちは!近江神宮(記事1を参照!)の朱色の楼門と、静寂に包まれた境内の雰囲気、最高ですよね。
「広瀬すずちゃんが映画で走ってた場所だ!」と感動した方も多いはず。でも、ちょっと不思議に思いませんでしたか?
「どうして神社でかるたなの?」
「なぜ境内に時計がたくさんあるの?」
実はその答え、この神社に祀られている天智天皇(てんじてんのう)という、日本史の教科書にも必ず出てくるスゴイ人が鍵を握っているんです!
この記事では、なぜ近江神宮が「かるたの聖地」と呼ばれるようになったのか、そして日本で初めて「時(とき)」を定めた漏刻(ろうこく)の歴史など、知れば誰かに話したくなる近江大津宮の秘密を徹底深掘りします。
ただの聖地巡礼では終わらせない、1350年の時を超える歴史ミステリーへご案内します!
目次
【かるたの聖地】天智天皇と小倉百人一首の深い絆 🎴

なぜ「かるたの聖地」なのか?その答えは「1番」にあり

近江神宮が「かるたの聖地」と呼ばれる最大の理由。それは、御祭神である天智天皇の詠んだ歌が、小倉百人一首の巻頭(第1番)を飾っているからです。
天智天皇の御製(ぎょせい)
「秋の田の かりほの庵(いお)の 苫(とま)をあらみ わが衣手(ころもで)は 露にぬれつつ」
(秋の田んぼの仮小屋の屋根が粗いので、私の着物の袖は夜露で濡れてしまっているなぁ)
天皇でありながら、農民の苦労に想いを寄せたこの慈愛に満ちた歌が、百人一首のトップに選ばれました。そのため、天智天皇を祀る近江神宮は、すべてのかるた競技者にとっての守護神であり、目指すべき聖地となったのです。
映画『ちはやふる』の舞台!「近江勧学館」
境内の北側にある「近江勧学館(おうみかんがくかん)」は、競技かるたの最高峰「名人位・クイーン位決定戦」が行われる場所です。
映画『ちはやふる』で、主人公たちが目指したあの「赤い畳の部屋」は実在します。大会がない日は館内を見学できることもあり、静寂の中で札を払う音が聞こえてきそうな、凛とした空気を感じられます。
【時の守り神】日本初の時計「漏刻(ろうこく)」の歴史 🕰️
日本で初めて「時間」を作った天皇
天智天皇のもう一つの大きな功績は、日本で初めて「時刻制度」を定めたことです。
671年、天智天皇は近江大津宮に漏刻(ろうこく=水時計)を設置し、鐘を鳴らして人々に時を告げました。これが、日本における「時間管理」の始まりです。
6月10日は「時の記念日」
天智天皇が初めて時を告げた日(太陽暦で6月10日)は、現在「時の記念日」として制定されています。毎年この日には「漏刻祭」が行われ、時計メーカーの新作時計が奉納されるなど、時計業界の聖地としても信仰を集めています。
【歴史の舞台】幻の都「近江大津宮」
近江神宮が建つこの場所は、かつて天智天皇が飛鳥(奈良)から遷都した「近江大津宮(おうみおおつのみや)」があった場所のすぐ近くです。
わずか5年余りで幕を閉じた幻の都ですが、大化の改新を成し遂げた天智天皇が、新しい国づくりに燃えた情熱の地。静かな森の中に立つと、1350年前の都の喧騒や、人々の息吹が聞こえてくるようです。
まとめ:時とかるたの聖地で、心を整える

お疲れ様でした!近江神宮は、単なる映画のロケ地ではなく、日本の文化(かるた)と生活の基礎(時間)を作った、天智天皇の偉業を今に伝える場所だと分かりましたね。
【最終チェック】 朱色の楼門をくぐり、静寂な森の中で「時」を感じる。そんな知的な癒やしの時間を、ぜひ現地で体感してください。
👑 近江神宮の感動を、さらに深める旅へ!
この知識を、実際の旅の計画と、次の目的地へ繋げましょう。


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