【汗かき観音の謎】岩間寺の歴史と「ぼけ封じ」の由来。雷神を閉じ込めた伝説の池とは?

岩間寺本殿画像 滋賀秘境の社寺巡り

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岩間寺 釣り鐘画像

こんにちは!あのスリル満点の山道を越えて、岩間寺へのアクセス(記事1を参照!)はバッチリでしょうか?

山頂の澄んだ空気に包まれたこのお寺には、実はちょっと不思議で、ものすごくありがたい伝説がたくさん残されているんです。

「毎朝、汗びっしょりになっている観音様がいるって本当?」
「雷神(カミナリ様)を閉じ込めた池がある!?」

そう、岩間寺はただ静かなだけではありません。あの松尾芭蕉も愛したというこの場所には、千年以上語り継がれるドラマチックな物語が詰まっているんです。

この記事では、ご本尊「汗かき観音」の優しすぎる理由や、ぼけ封じ信仰のルーツを徹底深掘りします。伝説を知れば、境内の静けさがより一層神秘的に感じられるはずです。さあ、不思議な伝説の世界へご案内しましょう!


なぜ「汗かき」?ご本尊・千手観音の優しすぎる伝説 💦

岩間寺 本殿画像

毎晩走り回って人々を救う!

岩間寺のご本尊は、15センチほどの小さな金銅製の千手観音像(秘仏)です。
この観音様には、なんと「毎晩、厨子(ずし)から抜け出して、苦しんでいる人々を救うために走り回っている」という驚きの伝説があります。

【汗の理由】
朝になると、一晩中駆け回った疲れで、観音様のお体は汗びっしょりになっているそうです。
そのため、いつしか「汗かき観音」と呼ばれ、人々の苦しみを代わりに引き受けてくださる、ありがたい仏様として信仰されるようになりました。

山頂の静寂な本堂で手を合わせるとき、「昨晩もどこかで誰かを助けていたのかな」と想像すると、その慈悲深さに心が温かくなりますよね。


雷神を捕まえた!?「雷除け」と「ぼけ封じ」のルーツ ⚡

岩間寺 桂木画像

泰澄大師の法力!雷神封じの伝説

岩間寺を開いた泰澄大師(たいちょうだいし)は、加賀の白山を開いたことでも知られる修験道のスーパーマンです。
ある時、弟子が雷に打たれそうになったのを見て、泰澄大師は法力を使って雷神(カミナリ様)を捕まえ、井戸に封じ込めてしまいました!

困った雷神は「もう二度とこの山には落ちません」と約束し、許してもらったとか。それ以来、岩間寺は「雷除け」のご利益がある場所として知られています。

長寿の霊木と「ぼけ封じ」

境内には、樹齢数百年といわれる桂(かつら)の大樹があります。
泰澄大師がこの木の下で修行していたことから、この木には特別な力が宿るとされ、いつしか「ぼけ封じ」のご利益があると信じられるようになりました。

今では、頭にタオルを乗せて祈る「ほうろく灸」などの行事も行われ、健康長寿を願う多くの人々が訪れます。


俳聖・松尾芭蕉も愛した静寂。「古池や」の舞台? 🐸

岩間寺は、あの松尾芭蕉が滞在した場所としても有名です。
境内には、芭蕉が詠んだあの有名な句にまつわるとされる池があります。

「古池や 蛙飛びこむ 水の音」

日本で一番有名なこの俳句。実は、この岩間寺にある池を見て着想を得た(あるいはここで詠まれた)という説があるんです。

実際に池のほとりに立つと、山頂ならではの静けさの中で、水音だけが響く情景が目に浮かびます。「音のない世界」にある「音」を感じる、まさにわびさびの世界。ベンチに座って、芭蕉が見た景色を追体験するのも粋な過ごし方です。


まとめ 🗺️

岩間寺からの眺望画像

旅の終わりに:伝説の余韻に浸る

お疲れ様でした!岩間寺は、厳しい山道を登った先にあるだけでなく、汗かき観音の慈悲雷神封じの伝説、そして芭蕉の句といった、深い物語が詰まった場所だと分かりましたね。

【最終チェック】 この歴史を知って参拝すれば、ただの古いお寺ではなく、千年の祈りと物語が息づく特別な空間として、心に刻まれるはずです。

👑 岩間寺の旅を完璧にする!

この素晴らしい体験を、休息と次の旅へ繋げましょう。

 

 

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