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こんにちは!
前回は、守山駅チカの隠れ家・勝部神社の「静寂」をお伝えしました。
でも、この神社の歴史を知った時、思わずこう叫んでしまいました。
「いや、大蛇(おろち)さん、可哀想すぎない!?😭」
だって、聞いてくださいよ。
この神社の始まりは、沼に住んでいた大蛇を「退治して、首を切り落として、焼き払った」ことなんです。
「えーっ!なんでそんな酷いことを!」
「静かに暮らしてただけかもしれないのに!」
そう思いますよね?
でも……昔の人たちには、そうせざるを得ない「のっぴきならない理由」があったんです。
それは、時の天皇の命を救うため。
そして、800年経った今も、その大蛇の霊を慰めるために燃やし続けているのが、滋賀県三大火祭りの一つ「勝部の火まつり」なんです。
この記事では、ただの「派手な祭り」ではない。
祟り(たたり)と鎮魂(ちんこん)が入り混じった、背筋が凍るほどドラマチックな伝説について深掘りします。
ハンカチの準備はいいですか?
炎の裏側に隠された物語、始まります。🔥🐍
目次
🐍 鎌倉時代のミッション・インポッシブル「天皇を救え」

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時計の針を、今から約800年前の鎌倉時代に戻しましょう。
当時の天皇、土御門(つちみかど)天皇が、原因不明の重い病に伏せっておられました。
「医者も治せない、薬も効かない…一体なぜ…」
困り果てて占うと、驚きの結果に。
「この地の沼に住む大蛇(おろち)が、天皇を苦しめている」と。
そこで白羽の矢が立ったのが、地元の武将・佐々木四郎高綱(ささきしろうたかつな)。
彼は命を受け、数千の兵と共に沼へ向かいます。
「大蛇よ、覚悟!!」
激闘の末、見事に大蛇を退治。
その巨大な体を切り刻み、火をつけて焼き払いました。
するとどうでしょう。天皇の病気は、嘘のように完治したのです。
【伝説のその後】
村人たちは歓喜し、大蛇の霊を慰めるために、毎年その焼却の儀式を再現することにしました。
これが、現代まで続く「勝部の火まつり」の始まりです。
🔥 燃えているのは薪じゃない。「大蛇」だ。

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毎年1月の第2土曜日。
勝部神社の静寂は、轟音と共に破られます。
主役は、長さ5メートル、重さ400キロにもなる12基の巨大松明(たいまつ)。
これ、ただの焚き火じゃありません。
「大蛇の胴体」に見立てられているんです。
【狂気と熱狂の儀式】
点火された瞬間、炎は神社の木々を焦がす勢いで燃え上がります。
そこに飛び込んでいくのは、ふんどし姿の若者たち(※真冬です!)。
「ゴーヨ! ヒョウヨ!(御悩平癒)」
謎めいた掛け声とともに、燃え盛る大蛇(松明)の周りを乱舞する姿。
飛び散る火の粉、汗、叫び声。
目の前で繰り広げられる光景は、現代の日本とは思えないほど野性的で、神々しいものです。
「あぁ、本当に大蛇はいたんだな…」
炎を見つめていると、不思議とそう思えてくる感じがします。
🙏 祟り転じて福となる。「無病息災」の最強パワー
「でも、大蛇って祟(たた)るんじゃないの?」
いえいえ、日本の神様は懐が深いんです。
強大な力を持つものは、丁重に祀れば「最強の守護神」に変わります。
大蛇を焼き払って天皇が治ったことから、この神社には「無病息災(病気平癒)」の強烈なご利益があるとされています。
特に、蛇は脱皮を繰り返す生き物。
「古い自分を脱ぎ捨てて、新しく生まれ変わる」
そんな再生のパワーを求めて、多くの人が参拝に訪れています。
まとめ 🗺️
旅の終わりに:静けさの中に、熱を感じる
いかがでしたか?
勝部神社の静寂。
それは、ただ静かなだけではなく、「荒ぶる魂を鎮めている静けさ」でした。
【最終チェック】
普段の境内で目を閉じれば、800年前の炎の音が聞こえてくるかもしれません。
ここは、現実と伝説が交差する、滋賀でも数少ないミステリースポットなのです。
👑 勝部神社の旅を完璧にする!
伝説の熱気で胸がいっぱいになったら、次はお腹を満たしませんか?
守山駅周辺は、再開発でおしゃれなカフェやホテルが増えている注目のエリア。
次回は、参拝後に立ち寄りたいグルメと、快適な宿をご紹介します。


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